夢/
静
幼き日の柔らかい心
雑多な痕が出来ていく
罪の意識は何処吹く風で
痛みがあるのが世界だと
頑なに歪さは増していく
心から熱い血が流れて
風に吹かれて夜をさ迷い
海と河が洗ってくれた
心の在処を探す度に
脆さを恥じずにはいられず
奪われてはいけぬものを
奪り返す旅は人の定めか
行く先でいつか自由を掴んで
優しく叱れる人でありたい
裂けた傷みに微笑っていたい
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