それから/ブルーベリー
 
日常のミルフィユを
燃したところで
誰をぬくめるというのさ
それくらいならまだ
透き通る川に入って鳥のミルクでも
食べたほうがマシさ

(何が欲しい?)

白衣、それから、ウイスキーのロック。

石炭袋に放り込んでくたくたになるまで煮込んだら、
しょうもない僕達の出来上がり と ばかりに
大人になった僕達は笑った
流す涙なんてなかったし
それらは全て汗と交換していた
いっそ塩を払ってるのはこっちじゃないか
削りだした命が海に浮かんでは消える一瞬のともしびの前じゃ
しょうもないゲームなんて何の意味もない

(そこに望む夢を見たい)

炒めた塩味の繊細はパンと一緒に食べて
早く仕事に行ってしまいましょう
冷えた心なんてあなたの前では
きっと何の意味もない

(だって)

そこに今がいるんでしょう?

タオルが濡れたら乾かすように
それからの話を聞きたい
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