詩の日めくり 二〇一七年十一月一日─三十一日/田中宏輔
日輪のまばゆき鮫は裂かれゐる
君が描く冬青草の青冴ゆる
機械的につくったほうがいいかもね。
意味が生じるようにつくると
ありきたりな感じになっちゃうね。
もっと知識があれば、遊べるんやろうけれど
きょうは、ここまでで1時間くらいかかっちゃった。
疲れた。
二〇一七年十一月二十九日 「おにぎり頭のチキンなチキンが、キチンでキチンと大空を大まばたきする。」
はばたきやないのよ、まばたきなのよ〜!
黒板に、じょうずに円を描くことができる
それだけが自慢の数学の先生は
空中でチョークをくるくるまわすと
つぎつぎと円が空中を突き進ん
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