東京五輪に足りなかったもの/足立らどみ
さいね
上流で遊んでいた子供のころのむかし
は、自らまな板にのった鯉がたくさんいて
恥ずかしい思い出だけど皆でいただいた
4.
FPOEMの「まな板の鯉」を引き継いだのは
文学極道だったのかもしれない、と、ふと思う
ココはどこに向かっているのだろう
5.
「音楽理論」なんて30年学んだとしても
感動する名曲なんてつくれやしないというのに
私たちはイツタイゼンタイ何を会得したかつた
5.5
友人、知人が一人ひとり旅立っていく
また、ひとり
連詩衆のいなくなった部屋で
私はひとり連詩をし続けてる
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