十七歳に書いた歌詞/板谷みきょう
 
足引きずって歩く道
やっぱり僕の頭には
あの娘の最後の言葉が
私付き合ってる人が居るの
私一度だけ結婚申し込まれたの
私付き合ってる人が居るの
私一度だけ結婚申し込まれたの
僕ひとりで静かに呟いた

*★*――――*★*

 『聞く耳のある者へ』
帰ろうと思った時には縛られて
身動き出来ない宙ぶらりん
暗夜のともしび待ったところで
行き着く果ては闇の果て
苦しみこらえて笑い顔
涙がポロリン泣き笑い
指をさされて嘲り笑い
飛んで来るのは石つぶて

必ず来てくれると思いつつ
息をふさがれ口封じ
鬼の念仏待ったところで
返ってくるのはそしり言
悲しみこ
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