十七歳に書いた歌詞/板谷みきょう
『らんらんらん』
巷は裸の写真で満ち溢れ
写真の女は媚びを売る
世の男共をヤル気にさせて
揚げ句の果てにはSM雑誌
映画館でもぼかしだらけの桃色映画
映画や写真に飽きた者
生の裸を観に行き
特出し 白黒 ナマ板 天狗ショー
男も女も昼間っから
眼を輝かせ らんらんらん
陰では男娼 娼婦が蘇り
高い金取り体を売る
出来た女は軽い気持ちで子を堕ろし
堕ろせぬ女は子を捨てる
弱い男も新型オモチャで責めまくり
四十八手に飽きた者
所構わず品を替え
トイレ 海岸 公園 バスルーム
欲求不満のヤレぬ者
眼を輝かせ らんらんらん
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