たくあんマン/チアーヌ
 

「先生・・・」
オリーブ先生は辺りを見回すと、事情を理解したようです。
「オリーブ先生、今日はまた一段とおきれいでっせ」
奈良漬マンがよだれをたらさんばかりに言いました。
「あら、奈良漬マンさん。奥様はお元気ですかしら?」
「先生、あんな千枚漬けのことはええのや。あいつ、あれで性格がきつうてなあ」
「まぁ、でも奥様のお店が繁盛していらっしゃるから、奈良漬マンさんはこうしてのんびりしていらっしゃれるのでしょ」
オリーブ先生は金髪の巻き髪、くびれたウェスト、細い足首、90センチのおっぱい。奈良漬マンは口説きたくて仕方がありません。
「先生、こんど、京都に遊びに行きまへんか。わし、車出しますよって」
「それはすてきですわね。それでは、またこんど。さ、ピクルスちゃん、行きましょう」

今日も平和に日が暮れてゆきます。


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