溺れる夜/
愛心
眠れない 夜
目を閉じれば
変えようの無い過去の記憶が
襲い掛かってくるから恐ろしい
心臓の 奥の そのまた裏側で
どくどくと どくどくと
動悸がして 肺が縮む
浅くなる呼吸に 命の危機を感じて
思わずひらく SNSの波に
揉まれ なぶられ 流されて
呼吸を思いだし 情報にたゆたう
気づけば 夜明けが近く
ため息とともに 日が昇る
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