詩の日めくり 二〇一七年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
うな、と思う。それがどんなことで、それが当人のなかでどのように認識されていて、当人の精神にどのように作用しているのかわからないけれど。
 危険は避けたい。大きな成功がまっていても危険は避けたい。危険を顧みないひとは、自分の理想とする成功のためなら危険を冒せるのだろうか。それとも危険を冒しても成功する、もしくはそれなりにでも自身は安泰であるという自信があるのだろうか、と思う。
わたしには怖すぎる。
そもそも、そこまで考えがとどかないのだけれど。
 もしかすると、他の人も、そこまで考えがとどかなくて、ごく一般的な成功と安泰を目指すのかな。


ぼくの返事

詩人ならば

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