音/なけま、たへるよんう゛くを
キュリキュリと鳴く水車の軸
マドラーを突き入れば排水量はいくらか/
溺れながら辛うじて浴びた日で
瓜の実は熟れて後ははじけるだけ/
バッドラックバラッド朗々と歌ったが
出られない断熱材とホットカーペットからは/
降りそぼつゆえ全て没した
摺りガラス三羽が現れて荒らす/
拍車かけろマフラーにと伯爵は叱る
ワイアレス暴れ馬ジャックされわななく/
水は滑らかに高きから
低きに低きにとひっきりなしに流れ落ちた/
頼み事は見事なまでの世迷言だった
頭ごとお前は町医者の厄介になれよ/
一時魔が差したのなら明日にはまた
瞬く間に忘れて満足に踏める/
ダンスマカブルの続きを
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)