詩の日めくり 二〇一七年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
毎日ヨッパである。いったい、どれだけ時間を無駄にしているのか。しかし、その無駄な時間があるからこそ、脳みそを休めることができるのである。とは、いうものの、きょうは、ほんとにヨッパ。ゲロゲロ寸前である。ああ情けない。

 隣の隣に坐っていた韓国人の男の子が日本語でしゃべってきたのだが、半分くらいしかわからず、それでも、いやな印象は与えたくはなかったので、にこにこしていたら、帰りに握手された。韓国式の年下の子が左手で右手を握って、ぼくと握手するというもの。まあ、なんちゅうかよくしゃべる男の子だった。34才、既婚。日本人の妻らしい。携帯で見せてもらった。かわいらしい、ちっちゃい女の子。しかし、よくし
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