宇宙への罪を、白い花によせて/秋葉竹
 

罪を、宇宙に、棄てた。

何処へも出て行けなかった
足がすくんでしまって。

反省して
謝罪して
許してもらえたから、

罪を、宇宙に、棄てた。


心で、白い、花が、
咲いた。
やさしい、甘い、夜が、
来た。

もうすぐ、全てが、良くなる。


いつだって、夜はこの街は暗く、
けれど朝日が昇るころには
小さな天使たちがたむろするんだ。


咲いた、花は、かならず、散るけれど。
散るまで、けんめいに、咲いてるもんだろ?


そんな前向きを、信じて、目指して、
いずれかならず来る夜明けを祈って。

ただ、そんな、
難しく大きな理想
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