愛のかたち/
umineko
愛していたのだ
私は
愛の扱い方が どうも苦手で
選択と集中 でしたっけ
たぶん照れくさかったのだ
星降るほどの 愛を浴びて
母は時々
ああ、お父さんがいたらなあ、と
他界して10年もたつ父を
お茶の合間に懐かしがる
そんな母も 去年逝った
愛のかたちは
星の数ほど
わからないまま
大人になりました
だけど まあ
それでいいよね
父さんならわかるはず
たぶん ね
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