詩の日めくり 二〇一七年四月一日─三十一日/田中宏輔
プした広島の原爆被害者(入れ墨者)が、化け物扱いされてむかしのイギリスに漂着した話だ。悲惨なSFなのだが、持ってる短篇集にあるのだろうが、あまりに数が多すぎて何を読んだかわからないのだ。
あった。偶然手に取ったジェラルド・カーシュの短篇集『壜の中の手記』に入っていた。「ブライトンの怪物」というタイトルだった。そうそう。気持ち悪いのだ。それでいて、かわいそう。これ読んで寝る。おやすみ、グッジョブ!
二〇一七年四月八日 「遅れている連中」
シェフィールドの『マッカンドルー宙航記』を読み終わった。たいしておもしろくなかった。
文学極道のコメント欄で、ぼくの『詩の日め
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