?文集*−ノコラズセカヰの子守唄(ララバヒ)−〈構成中・・・〉/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
 
と思うからだ。こう考えるような人間は人生において何もなすことがないのではないかという思いが僕の心をよぎったこともなんどかある、けれどそれ以上に僕はこの事実は、つまり「正直であろうとすることは勇気あることと必ずしも共存しない」という事実に帰結するのではないかと思うんだ。
ところで君は今の僕の目標を知っているね。そう《自生》だ。例えば宇宙のように。例えばグラスの中の水泡のように。散っていく花弁の色が褪せ逝くように。
僕らが自由に生きることは尊いことだと君は言っていたね。けれど君は本当の自由を知らないで大気へと去って行った。


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