世界中がロックダウンされた今夜、たった一軒だけ開いているバーで/TAT
 

戦場を武器ひとつ持たずに

裸足で往く君は

掛け値なしで美しい

という事実だ


その事は誇らしく思ってもいいよ









いいかい





地位とかお金とか名誉とか
そんなものは刺身のツマ以下で




いつまでも忘れてはならないのは

君が君の愛する人のために出来る
最高の事は
究極的には
君が幸せである事以外には
なにも無いという事



自分は死ぬけど血のついたこのお金を遺しますのでとか言われても君を愛している人は喜ばない







君はまずそれを知るべきだ


[次のページ]
戻る   Point(2)