竜とそばかすの姫リライト/はだいろ
 
いのだけど、
では、どうすればよかったのか。


簡単に考えると、タイトルから、「竜と」を抜けば良いと思う。
あの、傷ついた竜が登場する必要は、
自己解放の物語上、全然必要がないからである。
単に、「そばかすの姫」にして、
登場人物も、竜も含めて、すべて役割を振り直すと良いと思う。

クライマックスの歌は、
僕は、あれは、お母さんへの想いだと受け止めて、
泣いたのである。
だから、主人公が、お母さんへの想いを開放する物語なのだから、
お父さんとの融和の話は必要ないし、
救われない少年たちを救う話も必要ないし、
幼馴染との恋愛の話も必要がないのである。
(あくまでも
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