詩が書きたい自分に宛てる/よんじゅう
 
とえるならねって話っすよ。でね、そういう矛盾にほぼ毎日喘いでいますね、ぼくは。
ところで、じつは、ぼく、矢沢永吉好きなんすよ。にわかなんすけどね。矢沢ならこう言いそうなんで、そう言いますけど、でさ、みんな、詩ぃ書いてる?それって公平?それとも平等に書いてるの?宛先はどう?だれにとっての匙加減で、いい塩梅?詩ってさ、というかことばってまじフェアじゃないよね。そして、いま、いまさ、ここまで読んでくれたじゃん?あなたが。いえいえ、ぼくが。そんなぼくたちがしこしこと暮らす部屋を、真っ暗にしてみ?なにがある?なにがありますか?ブラックホールのような玉袋も清書のように正しい母乳も、結局は頭の中にしかなくないっすか?一本の蝋燭に火を灯して暗がりに置けばいいよ。そうだ!そうしよう。それから目を閉じて、熱のある方へ手をのばせば、すべてわかる。そこからはじまる。なにがある?すべてかわる。なにがありますか?ぼく、こわいよ。なにもないって感じがして、そしたらさ、こんどは、ふるえて書けよ!












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