詩とノート/
番田
詩を書いていた午後は
遠い街に出かけた そして
絵を描いていた 午後は
でも 朝の景色を抱きしめながら
カフェでコーヒーを飲んでいたのだ
否定していた でも 何もすることもなかった朝は
かつての僕であったということを
公園のベンチに一人 座りながら
街の夜に思い出していた
詩を書いていたのは昔のこと
遠い記憶の中で生きていた 僕は
僕の昼頃に見ていた 窓に
目で雨を追いかけながら 僕は
でも 夢の中で詩を書いていたのだ
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