でわでわ/道草次郎
なんか書くと
みんな自分よりよくものを知っていて考えてもいます
なんかを書くとだからのこるのは
こんなでも書かせてもらえるのだなあということだ
うわべを撫でてるだけのは見抜かれてしまい
泡銭でプレゼントを買って
中世の農奴の風俗を図書館で閲してきょうは日が暮れた
となりには豪華版のナウシカにうもれた中学年
顔を赤らめました
かれのみらいをうらやむきもち、隠せないよ
かえってコンロのツマミをひねったら
もう
気力もないので
きらきら星をききながら
かくだけはかいてみます
ありがとう
書くことは無いけれど
かけるだけの乏しい語彙やらを持ちうること
おもえば
詩とは制限と未熟の無智のごった煮か
おれはこれを速記したけれど
おれは推敲はせず
ここに
錐であけたあなのような言葉の端材をつめこむのさ
そうするのには
じつに勇気というのが要るからです
だれかしらが
ながめてくれたら
それってまったくたいへんな幸せで
と
やれやれ今日は
土曜日だったかな
でわでわ
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