校庭/
道草次郎
十四の時にはじめて詩を書いた
校庭の桜がこわくて仕方なかったから
衝動買いの寝袋はけっきょく
使わないまま
今でも行けない場所がある
ぼくはいまだに同級生がこわい
戻る
編
削
Point
(4)