詩の日めくり 二〇一六年六月一日─三十一日/田中宏輔
二〇一六年六月二十六日 「ぼくはロシア人ばあさんの声を出して笑ってた。」
いちごと人間のキメラを食べる夢を見ました。蟻人間を未来では買っていて、気に入らなければ、簡単に殺していました。ロシアが舞台の夢でした。いちごを頭からむしゃむしゃ食べる姿がかわいらしい。齢老いたほうの蟻人間が、「ぼく、冬を越せるかな。」というので、「越せないよ。」とあたしが言うと情けない顔をしたので、笑って、ハサミで首をちょんぎってやった。ぼくはロシア人ばあさんの声を出して笑ってた。
数学の仕事、きょうやる分、一日中かかると思ってたら、数時間で終わった。
7月に文学極道に投稿する新しい「詩の日めくり
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