鮮やかに/
渡辺亘
初夏の太陽光線をいっぱいに浴びて
鮮やかに咲けよ
ミモザよ
遠く去ったあの人に
薫りよ届け
あつく胸を焦がして
触れた指先が未だにあつい
君を悩ませる
哀しみよ、去れ
君の胸に
喜びよ、宿れ
初夏の太陽光線をいっぱいに浴びて
鮮やかに咲けよ
ミモザよ
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