詩の日めくり 二〇一六年五月一日─三十一日/田中宏輔
 

仏さまのように
半眼で
横向きになって
居眠りしようかな。

グースカ・ポーって。
行きますよ。


二〇一六年五月七日 「思い出せない男の子」


 詩は、ぼくにとって、記憶装置の一つなのだけれど、こんど投稿する新しい『詩の日めくり』に、名前(したの名前だけ)も、身長も、体重も、年齢も、そのときの状況も、そのときの会話も書いてあるのに、まったく顔が思い出せない男の子がいて、ノブユキ似って書いてるんだけど、まったく思い出せない。

これから大谷良太くんちに。

 大谷良太くんちから帰ってきた。見直さなきゃならない個所があって、見直したら、ぼくが直した
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