飢えた魂は余計な肉をつけない(リロード)/ホロウ・シカエルボク
続けている、こいつには終わりがないぜ、感覚的な終わりのことさ、本当の終わりは死ぬことにしかないのかもしれない、そして死だってもしかしたら、新しい始まりなのかもしれない、いいかい、生活に慣れたらいけない、そこに慣れてしまったら、人間はそこまでのことしか考えなくなる、それはもう巨大な蟻とか蜂みたいなもんだぜ、そして一分一秒が、一時間が、一日が、ただただ過ぎていくだけになってしまう、ぞっとするぜ、俺はごめんだね、常に新しい世界を求めて、知っていくんだ、その上で、やるべきことをやり続けるのさ、世界はフレーズに溢れている、それを無視して生きるなんて出来っこない、俺はいつだって飢えている、求めて、探している、
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