おちょやん/花形新次
 
秦基博が中学校の後輩だ
ということはさておき

自称詩人高タローの代表作
「相模大野には夢がない」で始まる自称詩集
千代子抄の主人公千代子の生涯を描いた朝ドラは
史上初めて
主人公が発狂して幕を閉じるという画期的なものになった

千代子自身も自称詩人だったが
極めて難解な作品が多く
評価も二分されている

例えば最も有名な自称詩は次のようなものだ

「塊」

マリちゃんの左肩に
重石を乗せて動けなくなさったから
倫理先生の強靭な顎の強さに耐えられると
仰ります
納得のいかない私は
学校の駐車場で倫理先生を待ち伏せする体勢で
クの字を描きながら
望遠鏡
[次のページ]
戻る   Point(0)