メモ(たわいもないこと)/道草次郎
 
のだ。70%だ。


誰かがこんなことを言っていた。詩を書くことに負い目や恥ずかしさを感じる人がとても多くて驚いたと、その人は言っていた。詩は生きることそのものだって。生きること、そこには書くことが当たり前に含まれていると。ぼくは思った。その通りだ。そしてこう思った。ぼくはどうすりゃいいんだろうって。こんな気持ち分かる人っているんだろうか。ぼくはいつだって、詩を書くことに当たり前を感じたことがない。生きること、細部に至るそのすべてに、書くことが含まれているなど、ぼくはこれまで感じたためしがない。だから思うんだ 。ああ、どうすればいいんだろうって。こういう気持ち、分かってくれる人ってあるんだろうか。

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