詩の日めくり 二〇一六年三月一日─三十一日/田中宏輔
装してるかもしれへん思うてな。」
「そんな趣味ないよ。」
そんな会話の応酬がありました。
二〇一六年三月三十一日 「非喩」
いつもなら朝ご飯を食べるのだが、食べない。検診の日なのだ。
組詩にしていた長篇の『陽の埋葬』を5つの『陽の埋葬』にバラしたら、詩集『図書館の掟。』の総ページ数が337ページになった。
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの『あまたの星、宝冠のごとく』 誤字・脱字 223ページ2行目「事実もものかは、」 意味がわからないだけではなく、どういう誤字・脱字を起こしているのかもわからない。
塾からの帰り道、「非喩」という言葉を思いついたのだが、もしかしたら前にも思いついたかもしれない。直解主義者のぼくだから。比喩に凝ってるもの読むと、ああ、このひと、頭わるいと思うことがよくある。なんで、そのまま書かないのだろうと思うことがよくある。事実そのままがいちばんおもしろい。
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