三匹が斬る〆 現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻  其の壱百六拾壱〜其の壱百七拾/肉球マニア
 
だてられて一篇の詩の心象が形成される。それは各個の煉瓦の集成によって、一つの築造物が、建物としての形態を現すように、或はフィルムの一齣一齣の移動によって、シネマとしての全心象が形づくられると同じである。詩の各行の心象は、ある時は膨脹しあるときは収縮し、あるときは急速に、あるときは緩慢に、終局の大きい調和のために準備され整えられながら詩の中を通過してゆくのである。この構成の意識的操作は高度の知性と感性の協力を必要とするのであって、十九世紀的天才の自然発生的な表現法との間に根本的な相違を示しているのである。」 (「現代詩の構成」より)

ここで言われている「心象」はイメージのことである。
うーむ
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