詩の日めくり 二〇一六年一月一日─三十一日/田中宏輔
ス短篇選』上巻を読もう。
二〇一六年一月八日 「神さまがこけた。」
お風呂場で足をひっかけたのだけれど、神さまがこけた。それが、ぼくを新しくする。
二〇一六年一月九日 「ヤツのは小さかった。」
けさ、思いっきりエロチックな夢を見て、そんな願望あったかなって変な気持ちになった。あまりにイカツすぎるし、ぜったいにムリだって思ってた乱暴者だった。誘われて無視した経験があって、その経験がゆがんだ夢を見させたのだと思うけど、じっさいは知らんけど、夢のなかでは、ヤツのは小さかった。
二〇一六年一月十日 「カナシマ博士の月の庭園」
きのう、エロチ
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