あたたかい日に私はここにいる/
かんな
あたたかい日には
春の歌が口ずさまれる
恋や愛には光が降り注ぎ
出会いや別れには桜が降り注ぐ
ここから離れたい
それでも離れたくない
いつしか
光は嘘や矛盾さえも包み込み
桜は過去の痛みさえも包み込む
あたたかい日には
君の歌を口ずさむ
恋や愛には君が隣にいて
出会いや別れには君と手をつなぐ
あたたかい日には
私の歌を口ずさむ
恋や愛には言葉をつづり
出会いや別れには言葉を贈る
ここにいたい
それでも私はここにいたい
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