【みんな】のクリームシチュー/atsuchan69
 
」「も、もうかよ! えらい早いな」「今から、【みんな】に会える‥‥」その途端、まぶしい光が俺の寝台を包み、たちまち寝台は空飛ぶ椅子に変化した。見下ろすと、巨大な劇場のような場所に俺は浮かんでいた。「こ、これが【みんな】かよ!」こめかみのあたりに冷や汗が流れる。無数の席に様々な星の代表が座り、「毛布! 毛布!」と叫んでいる。「【みんな】が、ようこそと言っている」俺のすぐそばに猫顔の宇宙人が浮かんでいた。「俺には毛布としか聞こえないぞ」「あなたは地球人の代表として、【みんな】に話してほしい。悪いところは、【みんな】が知っているから、良いところをたくさん頼む」「ええっ、良いところだって?」「なんでもよい
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