NYCの交差点/番田
スペースに入っては、また、引き返したあの日。でも、ハンバーガーを、通りに出してあった席で、食べていた。そして僕は光に照らされてたチップを遠くに見ていた。まだ短い、生きてきた人生についてを日除けの下で考えていた。黒いTシャツを来たアルバイトのような風体の男性が、何人か出入りしていた店の入口。テーブルに肘をつきながら、僕にもあのような日々が訪れるのだろうかと学生だったというのもあり、考えさせられていた。コインの置かれた紙幣が、風に揺れていたのだ。そして僕は、友人と何を話したのかはよく覚えていない。ただ、よく晴れた日だった。
最近は、コロナということもあり、何も考えていない朝。正しいことを、僕は考えたいと思っていた。でも、解体業者のトラックは、遠い昔の夢を見ているのだろうけれど。
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