空虚/ブルーベリー
ある終わりをうたう
お前の知るうちは来ない
信仰はパンにはならない
始まりはもう来ている
無知の鞭をふるって
不快さを隠しもせぬくせ
軽率な笑顔をふりまいて
押しつけるうたを
象徴のように掲げて
背負うは燃える太陽か?
血を流せど機械扱いされる夜
確かに生きていたが
誰かのためになんか生きていたくなかった
わたしはわたしのためのわたしになりたかった
特別になんてなりたくなかった
普通の日でありたかった
雪雲の中に終わりを見つけることもしたくなかった
思い出しもしない日の延長上のまま
あなたの特別をうたう存在になど
そんな都合のいいものでなんか
戻る 編 削 Point(1)