私(たち)は今日もねじれている/月夜乃海花
 
こにいる。
けれど、交差することのない感情
互いに笑顔でも心の奥底では
切っ先を向け合っているのだろう

ねじれの位置
私はここに居たよ
どんなに移動しても君には届かない
どんなに走っても泣いても
君は私を忘れるだろう

そして最後に思い出した。
私が本当に追いかけていたものは
君ではなく、ただその才能だけで
君そのものを受け入れてる訳ではなかった

そうか、ねじれているのは私だけだったのか。
私はこれから独りで歩いていく。
多次元の道を。
また面白い人に逢えることを願って。
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