ライター song by Daystar/祐伸
コートを綺麗に着こなした
ド田舎生まれのサラリーマン
彼は若手の中では期待の新人で
そんな彼の口癖は
「まぁいいや」
「もしかして。もしかして?」と願い続けて
願うだけでは足りないと知りたくなくて
夜空の星行き最終便の夜汽車に乗って
貸し切り
一人で旅する事が夢だった
大都市 この街では当然彼は当たり前の様に
「ひとりはひとり」と諦める事で結論付けた
どうにも上手く行かない僕以外の誰かが欲しい。
君はずっと僕の味方で そんな君は今は誰かのもので
「夢は持っていても損はないって確かに云った
云ったよね?」
週末大通は人で溢れかえった
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