あしたのジョー・バイデン/花形新次
「バイデンくん、同じくらいの年齢の
じいさんがゲートボールやカードゲーム
をやって楽しく過ごしているのに
バイデンくんは大勢の前で口ごもって
痴呆扱いされたり
剥製にロボット組み込んでいるんだとか
馬鹿にされるだけの人生だなんて
あまりに寂し過ぎるわ・・・グスン」
「のりちゃん、ちょっと言葉が足りなかったけれど
俺は何も選挙で負かしたトランプやサンダース達のために
大統領をやっている訳じゃないんだ
何て言えば良いかな・・・・・
そこら辺のじじい達みたいに面白おかしく
何の気なしに
ブスブス不完全燃焼のまま
人生を終えるんじゃなくて
真っ白な灰に燃え尽きたいというか
やるべきことをやり尽くして
完全燃焼して終わりたいんだよ
よし子ちゃんには分からないかも
知れないけれど」
「バイデンくんの言いたいこと
何となく分かる
でも、私、バイデンくんには
ついていけそうもない
(っていうか、よし子じゃないし
やっぱこいつボケてんな)」
「あ、あけみちゃん・・・・・・・・」
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