願わくばそれが混ぜ物なしの原罪であらんことを/ホロウ・シカエルボク
に入れる感覚であって、初めから知った顔で口にする言葉ではない、単純さとは正直さでもある、俺にとってはもっとも単純な形がこれだということさ、もちろん、これは循環の過程に過ぎない、あとどれだけ続けられるのか?それはある日突然途切れるかもしれない、もしかしたら誰かが、あとを繋げてくれるかもしれないけれどね、まぁ、そんな事態になったらあとは知らない、はいさよならってなもんさ、もう少し続けられるぜ、俺は馬鹿みたいに血眼になって、わからないものに動かされながら、新しい血液を流し込んでいく、運命の歯車は煙なぞ上げない、面倒臭い手続きはそいつに任せておくさ…。
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