スプリットタン/
カマキリ
青空に白球が高く高く沈み
二度と落ちてこないような気がしていた
外野手は優しく恋人に触れるように
右手をフェンスにそっと添えて
これから起こる無常を背中で伝えている
ぼくはといえばマウンドの上で
きみの蛇みたいな舌のことばかり考えていた
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