底を浚って/
ハァモニィベル
死の前日の君へ、死の翌朝の僕から
忘れ物を届けたい。このささやかな詩手紙で。
どこかへしまい込んだまま
すっかり埃まみれなまま もはや記憶だけのままの
使う事もなかったアレは、かなり貴重なものだった。
何とか探してみて欲しい。 埃を払って、難しいが 使って欲しい。
確か、‥‥僕らはそれを愛と呼んでた‥‥気がする。
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