人生最大の闇 #3 【完】/a i
 
像の記録があります。そこには、拙いながらに、一つ一つ、スマホで読んだ個人小説やネット記事を通して、「初めて聞いた単語」や「おどろいた言葉」などをひとつひとつ、メモして書いてました。

学校にも通えるほどの体調ではなかったし、両親の養育も十分に受けられなかったので、ただ持たされた機械やスマホを片手に、言葉を覚えていったり音楽を聴いたり創作を読むのが、楽しみであり痛みを忘れさせてくれるものになりました。

未だに、私はしっかりした本をあまり読んだことがなくて、いつも詩を書くときは、「丁寧な表現のある本」や「美しく高貴な文章」を読んでいるのではなくて、「ふつうの日常会話のなかにある人の言葉で、い
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