人生最大の闇#2.5/a i
。ここで、なぜそこまで重要なところを話さないのか?と疑問に思うだろう。言い返せばよかったけれど、病院に行くということは、それだけ切羽つまっていてギリギリの不安定な状態ということだった。だから、なんの頼りも知識も安心感もない状況で、心を強くもって大事なところ、大きなところを言うには、及ばなかった。あまりにもツラかった、抵抗があったのを覚えている。そして、まだ親からの愛情を信じたかったのだ。受診を断念した。「誰も当てにならなくて、自力でここまでやってもダメだったってことは、もう終わりなんだろうな」と思った。なかなか、話しても理解されなかった部分もある。親戚の家に駆けこんだりしたが、母の追い討ちにあい、人を信じきれず、家にひきこもった。長い長い、ひきこもり生活だった。死のうと思った。
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