浅い青の水面/viraj
その水面長い夜の熱を癒してくれないか
君の面影瞳に揺れて受け止める手をただ教えてほしい
ここまで一人ある生きたんだよ
君もそうだと知っているから僕はここで少し泣くんだな
君が選べた誰かほど優しくはなれなかったけど
この言葉は僕のものだ
まだその静けさを心が覚えている
星が降るまでの少しの間僕は一人この静かさを歩こう
いつか君がその未来さえ僕に手渡すなら
浅く微睡み空間を漂っていてもいい
いつか入水自殺に失敗したなと書いてもいい
この言葉を届けに行くよ
その手に痛みは抱かれて僕は一人笑った
この一片が残ればいい
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