夏の日の記憶/マスイジュウ
ひまわりが、とてもきれいだった。(まったく役に立たない)
香織(兵庫県生まれ)の威風堂々たる佇まいが、
私(無職)のワンショルの肩をずり落とす。
冷えきった目をして近づきたかった。
現実的で存在感あふれる三次元の世界に。
私(YEBISU BEER)は香織(ちくのう症)と久しぶりにデートをしたのを思い出す。
「シネコン!シネコンシネコン!」
「うるさいよ」
「シネコン!シネコンシネコン!」
「うるさいよ」
「シネコン!シネコンシネコン!」
「シネコン!シネコンシネコン!」
「シネコン!シネコンシネコン!」
「シネコン!シネコンシネコン!」
「シネコン!シネコンシネコン!」
「シネコン!シネコンシうるさいよ」
あの時もひまわりが、とてもきれいだった。(まったく役に立たない)
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