詩の日めくり 二〇一五年三月一日─三十一日/田中宏輔
「わたし、さいきん、まわりのひとが
ゲイだとかレズビアンだとかいうことを公言するひとがたくさんいて
ふつうって、なんなのだろうって、もう、わからなくなってきました。
でも、その告白で、彼や彼女の、なにかが、それまでわからなかったところが
腑に落ちたようにわかった気がしました。」
とのことでした。
それから、先生は映画が好きとおっしゃったので、ぼくと映画談義に。
きょうも、ハート・クレインの詩集を。
『『橋』研究』を、このあいだから読んでいて
とても詳しい解説に驚かされている。
ほんものの研究書という気がする。
原文の語意や文法解説もありがたいが
クレ
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