詩の日めくり 二〇一五年三月一日─三十一日/田中宏輔
だとも言える。ひとが、夢と夢を結びつけているのだ。それは、橋でもなく川でもなく流れる水でもない。ひとなのだ。
二〇一五年三月九日 「パラドックス」
パラドックスは言葉であり、言葉があるからパラドックスが生じる。したがって、言葉がなければ、パラドックスは生じない。(2014年5月16日のメモ)
二〇一五年三月十日 「デブ1000」
塾の帰りに日知庵に行った。眼鏡をかけたおデブちゃんがかわいいと言ったら、「デブ1000ですか?」と隣にいた、常連のひとに言われて、「いや、デブ1000とは言えないかも。デブだけじゃないし」とか返事してたのだけれど、一般ピープルも
[次のページ]
戻る 編 削 Point(14)