Sci-Fi anthology あとがき編/道草次郎
っている。わたしはまたオーストラリアにもどってきた。しかしエリナー、これだけはきみに伝えておきたい。わたしは主人、きみは召使いと呼ばれてはいたが、きみの聡明さと優しさにふれることができたこの十七年の歳月を、わたしは誇りに思うし、決して忘れない。わたしたちがともに信じるよりよい世界で、エナリー、現実のきみとまた会える日を待っている。
コードウェイナー・スミス・・・
〇『スラップ・スティック』あとがき 訳者(浅倉久志)あとがき
{引用=ヴォネガットで初めて読んだ本がこれ。若いころは正
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