Sci-Fi anthology あとがき編/道草次郎
ステーション』あとがき 解説 谷口高夫
※単純にシマックのこの作品が好きなので。
・・・そんな背景のもと、主人公以外だれひとり知らないところで、人類にたいへんな問題がふりかかり、物語は結末へ向かってまっしぐらにすすむ。内容的には大宇宙へひろがる結末だが、その舞台もまたステーション近くの田園地帯だった。この結末がやや安易だという説があるのは知っている。だがこれがちがったかたちのものになっていたらこの作品は、シマックを好きなぼくたちの支持を、現在ほどに受けなかっただろう。いいじゃないか、人がなんと言おうと、大声で論争をいどんでいくつもりはぼくにはない。「やっぱりシマックが好きなんだ」と、小声でつぶやくだけのことである。・・・
〇あとがき 浅倉久志「こっちではコアラやウォンバットやタスマニアデビルとも出会える。でも僕はやっぱり海外SFが好き。訳しまくるぞ」
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