想不?(ゴル投稿修正版)/高橋良幸
 
かは 家に帰ろうとしている
その道を その通りに歩くかどうか で決まる
私の足は いつも どうして その方角に家があると言う理由で 同じ道を歩くのかしら
堂々巡り に似ている 私は
それを 帰宅だと思っている みんな その反対を 出勤 だと思っていた

暗い通路 藍の窓 あなたの部屋の番号はそこにあるかしら

だからこうなった ということを書くつもりもない
因果関係は詩ではなく 主義めいたことも詩ではなく
伝送路にはじかれてしまう 文章も詩ではないから
人が減り 患者が増え 浮かない気持ちで 日経平均が上がり続けるのを眺めて
いってきて 帰ってきていた 今思えば それが堂々巡りのようだったって 
今も同じなのだけれど 部屋の番号は 変わらないのだけれど
あなたの時代に どうにもならない なんてことは なかったんだけれど



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