かけらになる/flygande
 
とのある


赤い看板のバス停


薄い青空を


手の甲でそっと


割れないように撫でて








    体や心に


    替えがあったなら


    春のこと


    好きになれなかったかもしれない








命の音


うるさくて


耳を塞いだ


















手を伸ばせば


触れるだけの宇宙








冷たい夜の


吹雪の中で


君の体に


叩きつけられる

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