かけらになる/
flygande
とのある
赤い看板のバス停
薄い青空を
手の甲でそっと
割れないように撫でて
体や心に
替えがあったなら
春のこと
好きになれなかったかもしれない
命の音
うるさくて
耳を塞いだ
*
手を伸ばせば
触れるだけの宇宙
冷たい夜の
吹雪の中で
君の体に
叩きつけられる
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